最終更新日:2026/07/03(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | ディップ株式会社(dip Corporation) |
| 設立年度 | 1997年3月 |
| 資本金 | 1,085百万円(2024年2月末現在) |
| 従業員数 | 2,964名(2024年4月1日現在の正社員、契約・アルバイト・派遣社員除く) |
| 本社 | 東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー31F |
| 上場区分 | 東証プライム上場(証券コード: 2379)(公開情報に基づく) |
| 支店・拠点 | 本社のほか、全国主要都市に営業・開発拠点を展開(公開情報に基づく) |
| 主なサービス | バイトル、スポットバイトル、バイトルNEXT、はたらこねっと、バイトルPRO、ナースではたらこ、介護ではたらこ、各種コボット、dip AI AGENT など |
⭐企業理念
- 企業理念:「私たちdipは夢とアイデアと情熱で社会を改善する存在となる」
- ビジョン:「Labor force solution company」
- 事業コンセプト:「Human work force × Digital labor force」
- 目指す社会:人材サービスとDXサービスを通じて、労働市場の課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現
理念から読み取れるのは、単なる求人広告会社ではなく、“働く”に関する課題解決企業を志向している点です。近年は求人メディア運営だけでなく、採用・労務・集客のDXまで領域を広げています。
📊事業内容
ディップの事業は大きく以下の3層です。
1. Human work force
求人・転職・人材紹介領域のサービス群です。
- バイトル:アルバイト・パート求人
- スポットバイトル:スポットワーク・単発就業領域
- バイトルNEXT:正社員・契約社員系求人
- はたらこねっと:派遣求人
- バイトルPRO:専門職求人
- ナースではたらこ:看護師向け転職支援
- 介護ではたらこ:介護職向け転職支援
2. Digital labor force
企業の採用・労務・集客業務を効率化するDXサービス群です。
- 面接コボット
- 人事労務コボット
- 採用ページコボット
- HRコボット
- 集客コボット for MEO
- 常連コボット for LINE
- 集客コボット for SNS Booster
- dip AI AGENT
- バイトルトーク
3. Owned media / 研究・発信
- バイトルマガジン
- はたらこマガジン
- AINOW
- ディップ総合研究所
- dip people
- dip developers
分析ポイント
ディップは、求人掲載で顧客接点を持ち、そこから採用DX・労務DXへ拡張する構造を持っています。これは集客→採用→面接→労務管理へとバリューチェーンを広げる戦略で、単価向上と継続課金化が狙える形です。
📈業績
過去5年の売上・純利益
以下は決算短信・有価証券報告書等の公開情報に基づく概数です。
| 決算期(2月期) | 売上高 | 純利益 | 売上成長率(前年比) |
|---|---|---|---|
| 2020年2月期 | 約464億円 | 約101億円 | - |
| 2021年2月期 | 約324億円 | 約23億円 | 約-30% |
| 2022年2月期 | 約421億円 | 約67億円 | 約+30% |
| 2023年2月期 | 約493億円 | 約91億円 | 約+17% |
| 2024年2月期 | 537億円 | 約105億円 | 約+9% |
成長率
- 2023年2月期 → 2024年2月期売上成長率:約8.9%(公開情報に基づく)
- 2020年2月期 → 2024年2月期の売上CAGR:約3〜4%(公開情報に基づく)
- ただし、2021年2月期はコロナ影響で大きく落ち込んでおり、2021年を底に急回復したV字型の業績推移と見るのが実態に近いです。
業績の見方
- 主力の求人広告・人材サービスは景気や採用需要の影響を受けやすい一方、回復局面では伸びやすいです。
- 2024年2月期売上537億円は、コロナ前水準を超えた拡大が進んでいることを示します。
- 利益率も比較的高く、広告メディア型ビジネスとしての収益性が強みです(公開情報に基づく)。
💪企業の強み
-
アルバイト・非正規雇用領域での高い知名度
- 「バイトル」は国内でも知名度が高く、応募獲得力が強い。
- テレビCM・スポーツスポンサー・大谷翔平起用など、認知投資が大きい。
-
求人メディアからDXへの横展開
- 顧客企業に対して、求人掲載だけでなく面接・採用ページ・労務まで提案できる。
- 単発の広告売上から、継続利用型サービスへの転換余地がある。
-
労働市場データの蓄積
- アルバイト平均時給、派遣時給などを継続発信しており、求人市場データを持つ。
- データ活用で営業・商品開発・広報に強み。
-
人手不足という追い風
- 飲食・小売・物流・医療介護など、人手不足の構造課題が続く。
- 特にスポットワーク、採用効率化、現場DXは需要が強い。
-
ブランド力と営業力の両立
- BtoC認知に加え、BtoB営業組織が大きい点が強い(公開情報に基づく)。
💀企業の弱み
-
国内雇用市場への依存
- 事業の中心は日本国内の求人需要であり、景気後退や採用抑制の影響を受けやすい。
-
主力サービス依存度が高い
- 収益の中心は依然として求人メディア群で、事業ポートフォリオ分散は道半ば。
-
競争が激しい
- 求人広告、求人検索、スカウト、スポットワーク、採用SaaSなど競合が多い。
- リクルート系、エン・ジャパン、マイナビ、Indeed系、タイミーなどと競争。
-
広告宣伝費の負担
- 認知獲得型ビジネスのため、ブランド投資が継続的に必要。
- スポンサー施策や著名人起用は強みでもあるが、費用負担にもなる。
-
景気敏感性
- 採用需要は企業業績や景況感に左右されやすく、安定性ではインフラ型SaaS専業より劣る面がある。
🔮将来性
将来性は高めです。理由は以下の通りです。
人手不足の長期化
少子高齢化により、採用支援サービスの需要は中長期で底堅い。-
スポットワーク市場の拡大
- 「スポットバイトル」は成長余地が大きい。
- 単発・柔軟就業ニーズの拡大は追い風。
-
DX/AI領域の拡張
- 「コボット」群や「dip AI AGENT」により、求人広告依存からの脱却を進められる。
- 採用、面接、労務、集客へのSaaS化・自動化余地が大きい。
-
既存顧客基盤の活用
- 既に求人で接点がある企業へ追加提案しやすい。
- CACを抑えながら新サービスを伸ばせる可能性。
一方で、将来性のカギは“求人メディア企業”から“労働市場の総合ソリューション企業”へどこまで進化できるかです。
DX事業の比率拡大が進めば、企業価値の評価も上がりやすいです。
🎭社風
公式採用サイトのメッセージからは、以下の色が強いです。
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挑戦志向
- 「キミは傍観者か。切り拓く人か。」
- 「自らの意志で、未来への可能性を切り拓く人。」
-
主体性重視
- 指示待ちより、自分で課題を見つけて動く人を評価する文化がうかがえる。
-
若手登用・スピード感
- ベンチャー色を持つ上場企業らしく、若手に裁量が回りやすい社風と見られる(公開情報に基づく)。
-
営業色と成果志向
- 主力事業が求人広告・法人営業起点のため、数字へのコミット意識は比較的強いと考えられる(公開情報に基づく)。
-
理念共感型
- 「夢・アイデア・情熱」という言葉を強く打ち出しており、カルチャーフィットを重視している。
向いている人
- 変化を楽しめる
- 数字目標に前向き
- 受け身でなく自走できる
- サービスを通じて社会課題を解きたい
採用について
🎯求める人物像
公式採用サイトから最も明確に読み取れる人物像は以下です。
- 夢・アイデア・情熱を持つ人
- 自らの意志で未来を切り拓く人
- 挑戦を楽しめる人
- 周囲と力を合わせて踏み込める人
- 労働市場の課題解決に関心がある人
要するに、ディップが求めているのは
「受け身の優等生」より、「自分で動き、仮説を持ち、挑戦できる人」です。
新卒ではポテンシャル・価値観・行動力、
中途ではそれに加えて再現性のある実績が見られる可能性が高いです(公開情報に基づく)。
📊評価制度・給与水準
-
評価制度
- 成果・目標達成・行動特性の両面を見る運用が中心と考えられます(公開情報に基づく)。
- 特に営業職では、売上・受注・KPIなど定量評価の比重が高めと見られます(公開情報に基づく)。
- 若手でも結果次第で昇進・抜擢されやすい会社と見られます(公開情報に基づく)。
