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企業研究
最終更新日:2026/06/18(1年ごとに更新)
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株式会社長谷工コーポレーション 企業研究
企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社長谷工コーポレーション |
| 証券コード | 1808 |
| 設立年度 | 1946年 |
| 資本金 | 575億円(公開情報に基づく) |
| 従業員数 | 単体:約2,500名前後、連結:約7,500名前後(公開情報に基づく) |
| 支店・拠点数 | 東京本社・関西本社を中核に、名古屋支店、九州支店、技術研究所、長谷工テクニカルセンター等の主要拠点あり。主要拠点ベースで6拠点以上(公開情報に基づく) |
- マンション業界のリーディングカンパニーで、特に分譲マンションの設計・施工に圧倒的な存在感があります。
- 公式サイトでは、首都圏マンション施工シェア33.9%・近畿圏19.0%(2025年12月末、長谷工総研調べ)とされており、同社の市場支配力の強さが分かります。
- 当社が手掛けるマンション建設の95%で設計・施工一貫体制を採用、さらにほぼ全ての設計・施工案件で「長谷工版BIM」を利用しています。
⭐企業理念
- 公式サイト上の位置づけとしては、「住まいと暮らしの創造企業グループ」がグループの中核メッセージです。
- ブランドメッセージは「思いを、はせる。」。
- グループ理念の根底には、住まいを単なる箱としてではなく、暮らしそのものを支える社会インフラとして捉える姿勢があります。
- 実務面では、建てて終わりではなく、企画・設計・施工・販売支援・管理・修繕・リフォーム・高齢者住宅関連まで含めて価値提供する思想が強い会社です(公開情報に基づく)。
📊事業内容
長谷工コーポレーション単体、および長谷工グループ全体では、以下のような事業構造です。
1. マンション建設関連
- 分譲マンションの企画提案
- 設計
- 施工
- 事業主(デベロッパー)への土地活用・商品企画提案
- 施工品質・アフターサービスの提供
2. 不動産・開発支援
- マンション開発に関する事業推進支援
- 用地情報の収集・事業化提案
- 不動産関連ソリューション(公開情報に基づく)
3. マンション管理・修繕
- 管理組合向け管理受託
- 大規模修繕
- 長期修繕計画支援
- 建物・設備保守
4. 個人向けサービス
- リフォーム
- 仲介
- インテリア、住設、保険等の暮らし関連サービス
- シニア向け住宅・生活支援サービス(公開情報に基づく)
5. 法人向けサービス
- 企業不動産活用
- 社宅・寮管理
- 不動産投資・運営支援
- 建替え・再開発支援(公開情報に基づく)
事業の特徴
- 最大の特徴は、「マンション特化」×「設計施工一貫」×「ストック収益」です。
- ゼネコンでありながら、単なる請負施工だけでなく、上流の企画段階から関与できる点が強みです。
- 加えて、建てた後の管理・修繕・再生までグループ内で回せるため、フロー収益とストック収益の両方を持っています(公開情報に基づく)。
📈業績
以下は主に有価証券報告書・決算短信等の公開情報をもとにした連結ベースの概数です(公開情報に基づく)。
| 決算期 | 売上高 | 純利益 | 前年比売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 約8,430億円 | 約430億円 | — |
| 2021年3月期 | 約9,100億円 | 約470億円 | 約+7.9% |
| 2022年3月期 | 約8,910億円 | 約490億円 | 約-2.1% |
| 2023年3月期 | 約1兆290億円 | 約560億円 | 約+15.5% |
| 2024年3月期 | 約1兆960億円 | 約580億円 | 約+6.5% |
成長率
- 5年売上成長率(CAGR):約6~7%(公開情報に基づく)
- 5年純利益成長率(CAGR):約7~8%(公開情報に基づく)
業績の見方
- 2022年ごろは資材価格上昇や市況変動の影響を受けつつも、2023年以降は回復・拡大基調。
- 建設請負だけでなく、管理・修繕・不動産関連の安定収益があるため、完全な景気敏感一本足ではないのが特徴です(公開情報に基づく)。
💪企業の強み
1. マンション特化の圧倒的なブランド
- 分譲マンション施工分野で長年トップクラス。
- 公式サイト掲載の首都圏33.9%・近畿圏19.0%という施工シェアは非常に強い競争優位です。
2. 設計・施工一貫体制
- 95%が設計施工一貫というのは大きな差別化要因。
- 設計と施工の分断が少なく、品質・工期・原価の最適化がしやすい。
3. BIM・技術研究所を活用した生産性
- 長谷工版BIMをほぼ全案件に適用。
- 技術研究所を持ち、商品・技術開発を継続。
- 人手不足が深刻な建設業界では、DX対応力は大きな武器。
4. ストック型収益の厚み
- マンション管理、修繕、リフォーム、仲介など、竣工後に継続収益を得られる。
- 新築供給が鈍っても、既存ストック向け需要で下支えしやすい。
5. 顧客接点が長い
- デベロッパー、管理組合、居住者まで多層的に接点を持つ。
- 一度建てた物件から、管理・修繕・再生まで長く関われる。
💀企業の弱み
1. 国内マンション市場への依存度が高い
- 強みの裏返しで、住宅市況・金利・建築費高騰の影響を受けやすい。
- 特に首都圏・近畿圏の分譲マンション市場の動向に左右されやすい。
2. 建設業界共通の人材課題
- 施工管理、技術者、技能労働者の確保は業界全体の課題。
- 残業規制強化や現場負荷の平準化対応が継続テーマ。
3. 原材料・外注費の上昇リスク
- 鉄筋・セメント・設備機器・労務費の上昇が利益率を圧迫しやすい。
4. 大型案件特有のリスク
- 1案件あたりの金額が大きく、工期遅延・仕様変更・原価上振れの影響が無視できない。
🔮将来性
総評
将来性は比較的高いが、“新築マンションだけを見ると”楽観は禁物です。
プラス要因
- 国内には大量の分譲マンションストックがあり、管理・修繕・建替え・再生の需要は今後も拡大しやすい(公開情報に基づく)。
- 高経年マンション増加により、大規模修繕・再開発・建替えの需要が長期的に見込める。
- 省エネ、脱炭素、ZEB/ZEH、レジリエンス対応など、建物の高付加価値化需要も追い風。
- BIMやDXの浸透で、生産性競争において優位性を取りやすい。
注意点
- 人口減少で全国一律に住宅需要が伸びるわけではない。
- 金利上昇やマンション価格上昇が販売面の逆風になる可能性はある。
- したがって、同社の成長は「新築供給」よりも「ストック・再生・サービス化」への広がりが鍵です。
🎭社風
- 真面目・堅実・品質重視の色が強い会社と見られます(公開情報に基づく)。
- 一方で、単なるゼネコン色だけでなく、マンション事業に特化しているため、デベロッパー視点・居住者視点も必要とされやすいです(公開情報に基づく)。
- プロジェクト型の仕事が中心なので、個人プレーよりも部門横断の連携が重要。
- 現場・設計・営業・企画・管理系がつながるため、調整力、粘り強さ、誠実さが評価されやすい会社と考えられます(公開情報に基づく)。
採用について
🎯求める人物像
長谷工コーポレーションに合いやすい人物像は以下です(公開情報に基づく)。
- 住まい・建築・都市・暮らしに関心が強い人
- チームで大きな仕事を進めるのが得意な人
- 顧客や居住者の立場で考えられる人
- 地道に品質や安全を積み上げられる人
- 現場・設計・営業・管理など多様な関係者と調整できる人
- 専門性を高めつつ、長期的に事業全体を理解したい人
特に同社は、マンション1棟を完成させるまでに多くの関係者が関わるため、
「技術力」だけでなく「調整力」「対人折衝力」「責任感」が重要です。
📊評価制度・給与水準
給与水準
- 上場企業の有価証券報告書ベースでは、平均年間給与は1,000万円台前半の水準にある年が多く、建設・不動産業界の中でも比較的高水準です(公開情報に基づく)。
- ただしこの平均値は、年齢構成や管理職比率を含む単体社員平均のため、新卒初任給とは差があります。
新卒初任給の目安
- 近年の公開求人例では、大卒で月給30万円前後、院卒でそれ以上の水準が見られます(公開情報に基づく)。
