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企業研究
最終更新日:2026/06/18(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | キユーピー株式会社 |
| 英文表記 | Kewpie Corporation |
| 設立年度 | 1919年11月 |
| 資本金 | 241億4百万円 |
| 売上高 | 5,134億17百万円(連結、2025年度)/2,116億82百万円(単体、2025年度) |
| 従業員数 | 10,773人(連結、2025年11月末現在)/2,388人(単体、2025年11月末現在) |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区渋谷1-4-13 |
| 代表者 | 代表取締役 社長執行役員 髙宮 満 |
| 拠点 | 本社のほか、事業所・研究開発・工場・グループ会社を国内外に展開。グループ商品は60以上の国と地域で展開(公式) |
| 支店・拠点数 | 正確な総数は公式抜粋では未確認。国内外に営業・生産・研究・グループ会社拠点を多数保有 |
⭐企業理念
-
理念
「私たちは『おいしさ・やさしさ・ユニークさ』をもって世界の食と健康に貢献するグループをめざします」 -
社是
楽業偕悦
志を同じくする仲間が、仕事を楽しみ、苦しみを分かち合い、悦びをともにするという考え方。 -
社訓の源流
創始者・中島董一郎の教えである
「道義を重んずること」
「創意工夫に努めること」
「親を大切にすること」 -
コーポレートメッセージ
「愛は食卓にある。」 -
2030ビジョン
- サラダのリーディングカンパニー
- 一人ひとりの食のパートナー
- 子どもの笑顔のサポーター
📊事業内容
キユーピーは、単なる「マヨネーズ会社」ではなく、家庭用・業務用・海外・フルーツ・ファインケミカルまで持つ総合食品グループです。
主な事業領域
-
市販用
- マヨネーズ、ドレッシング、パスタソース
- パッケージサラダ、惣菜
- ベビーフード、介護食
- 卵加工品
-
業務用
- 外食・中食・ベーカリー向け調味料、ソース
- 液卵、凍結卵、オムレツ、たまごサラダなど
- オペレーション改善提案を含むBtoBソリューション
-
海外
- KEWPIEブランド商品を60以上の国・地域へ展開
- アジアを中心にマヨネーズ・ドレッシングなどを拡大
-
フルーツソリューション
- ジャム、スプレッド類
- アヲハタブランドとの連携が強い
-
ファインケミカル
- 食品原料由来の機能性素材
- 医薬・化粧品・健康食品関連素材
-
その他
- 食品添加物、飼料・肥料、機器・エンジニアリング、不動産賃貸など
特徴
- 家庭の食卓向けだけでなく、惣菜・コンビニ・外食・ベーカリー・病院/施設まで接点が広い
- 「サラダ」「たまご」「調味料」の周辺領域で一貫して強い
- 商品販売だけでなく、食文化提案・食育・研究開発も重視
📈業績
過去5年の売上・純利益(連結、概数)(公開情報に基づく)
| 年度 | 売上高 | 純利益 |
|---|---|---|
| 2021年度 | 約4,300億円 | 約120億円 |
| 2022年度 | 約4,550億円 | 約145億円 |
| 2023年度 | 約4,830億円 | 約160億円 |
| 2024年度 | 約4,980億円 | 約185億円 |
| 2025年度 | 5,134億17百万円 | 約210億円 |
成長率(概算)(公開情報に基づく)
- 売上高:5年間で約19%増
- 売上高CAGR:約4~5%
- 純利益:5年間でおおむね7割前後増
- 純利益CAGR:約10%以上
業績の見方
- コロナ後の外食・中食回復、価格改定、海外展開が追い風
- 原材料高の影響を受けやすいが、ブランド力と価格是正で一定の吸収力がある
- 収益源が家庭用単一ではなく、業務用・海外・惣菜・卵加工へ分散している点は安定要因
💪企業の強み
-
圧倒的なブランド力
- マヨネーズ・ドレッシング分野で国内トップクラスの認知度
- 「キユーピー=品質・安心」の連想が非常に強い
-
サラダ・たまご領域での深い専門性
- 調味料だけでなく、卵加工品、惣菜、パッケージサラダまで広い
- 食卓提案から業務用素材まで縦に強い
-
家庭用と業務用の両輪
- 家庭向け市販用に加え、外食・中食・ベーカリー向け業務用が強い
- 景気変動やチャネル変化への耐性が比較的高い
-
品質第一主義
- 創業以来の品質重視姿勢が企業文化に深く根付く
- 食品企業で最重要の「安全・安心」「信頼」で優位
-
食育・社会貢献の蓄積
- マヨネーズ教室、工場見学、食育活動など、生活者接点が広い
- 企業イメージ向上と中長期的なブランド資産形成につながる
-
海外成長余地
- 日本ブランド食品としての信頼が高く、アジア市場で拡大余地がある
- 健康・サラダ文化の広がりと相性が良い
💀企業の弱み
-
原材料価格の影響を受けやすい
- 卵、食用油、酢、農産物、包装資材、物流費の高騰が利益を圧迫しやすい
-
国内成熟市場への依存
- 調味料市場は日本国内では成熟色が強く、高成長は見込みにくい
- 人口減少も中長期リスク
-
食品業界特有の低マージン構造
- ブランド力があっても、値上げ浸透には時間差がある
- 小売との価格交渉、販促費負担の影響を受ける
-
品質事故リスクが大きい
- 食品メーカー全般に共通するが、信頼が強い企業ほど事故時ダメージが大きい
-
新規事業の爆発力は限定的
- 堅実な企業である反面、急成長型の高リスク・高リターン事業は相対的に少ない(公開情報に基づく)
🔮将来性
- 高いと見てよい企業です。
- 理由は以下の通りです。
成長余地
-
健康志向の高まり
サラダ、低糖・高たんぱく、時短、介護食などと相性が良い -
中食・惣菜需要の拡大
共働き増加、人手不足で、惣菜・加工卵・業務用ソース需要は継続しやすい -
海外展開
日本式マヨネーズやドレッシングの需要拡大余地がある -
ファインケミカル・機能性素材
食品以外の付加価値分野も持つ -
DX・提案型営業
単なる商品販売から、メニュー提案・オペレーション改善・個別最適提案へ広がれる
将来の注意点
- 原材料市況の荒れ
- 国内人口減少
- 食品の安全安心への要求高度化
- ESG対応コスト増加
総評
- 爆発的成長企業というより、強いブランドと堅い収益基盤を持ちながら、海外・業務用・健康領域で着実に伸ばすタイプ。
🎭社風
- 誠実・堅実・品質重視
- 穏やかで協調性を重視
- 長期視点でブランドを育てる文化
- 社是「楽業偕悦」に象徴される、仲間と働くことを重んじる風土
- 派手さより信頼、短期成果より継続改善を評価しやすい傾向(公開情報に基づく)
向いている人
- 食や健康に本気で関わりたい
- 品質や安全を大切にできる
- チームで粘り強く成果を出すのが得意
- 消費者起点・顧客起点で考えられる
- 派手な変化より、着実な積み上げにやりがいを感じる
合わない可能性がある人
- 超短期で大きく裁量を持ちたい
- ベンチャー的なスピード感を最優先したい
- 強い競争と個人主義の環境を好む
採用について
🎯求める人物像
公式の理念・規範・事業内容から見ると、以下に合う人材が評価されやすいです。
-
食と健康への貢献に共感できる人
- 単に食品を売るのではなく、生活者の健康や食文化に価値を出したい人
-
品質・安全安心を最優先できる人
- 食品メーカーでは最重要
- ルール遵守、誠実さ、細部への注意が必要
-
協働できる人
- 社是「楽業偕悦」からも、個人プレー一辺倒よりチーム志向が強い
-
創意工夫・改善志向がある人
- 社訓にもある通り、現場改善・商品提案・研究開発・営業提案で重要
-
変化に対応しながら挑戦できる人
- 公式でも「新たな挑戦」「前向きな失敗に学ぶ」姿勢を明示
-
高い倫理観を持つ人
- 法令遵守、人権尊重、公正な企業活動、情報セキュリティなどを重視
📊評価制度・給与水準
評価制度(公開情報に基づく)
- 詳細制度は非公開部分もありますが、上場大手メーカーとして
- 等級制度
- 目標管理
- 成果+行動評価
- 賞与反映 という運用が一般的です。
- キユーピーは企業文化上、短期数字だけでなく、品質・協働・改善・信頼構築も重視されやすいと考えられます。
