最終更新日:2026/11/02(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
- 会社名:日本毛織株式会社(NIKKE / THE JAPAN WOOL TEXTILE CO., LTD.)
- 設立年度:1896年(明治29年)(公開情報に基づく)
- 資本金:64億6,500万円(公開情報に基づく)
- 従業員数:連結4,000名台前半〜半ば、単体800名台(公開情報に基づく)
-
主要拠点:公式サイト上で確認できる主要拠点は4拠点
- 大阪本社
- 神戸本店
- 東京支社
- 印南工場
※このほか、グループ会社・事業所が国内外に多数存在(公開情報に基づく)
⭐企業理念
- 公式サイトでは「経営方針」「中長期ビジョン」「人財ビジョン」「CSR・社会貢献」を前面に出しており、企業姿勢としては
祖業である繊維技術を核にしつつ、4事業を通じて生活・産業・地域社会に価値を提供し、持続的に成長するという方向性が明確です。 - 特に、
- 健康経営
- 人権方針
- 責任ある企業行動
- SDGs
-
地域貢献
の情報開示が厚く、短期収益だけでなく、長期的な社会価値との両立を重視する企業だと読み取れます(公開情報に基づく)。
📊事業内容
ニッケグループは、公式サイト上で「4つの事業」を掲げています。
1. 衣料繊維事業
- 糸、織物、ニット製品
- スクールユニフォーム
- ビジネスユニフォーム
- 物流関連
- ウール素材・ハイブリッド糸など高機能素材
- 近年は循環型制服プロジェクト「WAONAS」を推進し、2030年までに循環型制服10万着販売を目標化
特徴
祖業でありブランド力の源泉。制服・ユニフォーム・高機能ウール素材で差別化しやすい。
2. 産業機材事業
- 自動車関連資材
- 環境関連資材
- その他産業用資材
- 生活関連資材
- 不織布、反毛、フィルター、各種部材
- スポーツ・釣り分野の関連商材も保有(公開情報に基づく)
特徴
近年は
- 使用済衣類の資源循環
- 古着リサイクル由来の反毛繊維増産
- 環境関連企業のM&A
を進めており、非繊維の成長エンジンになっています。
3. 人とみらい開発事業
- 商業施設運営
- 不動産事業
- 介護事業
- 保育・学童保育
- スポーツ事業
- 携帯電話販売
- ソーラー売電
- その他新規事業
具体例
- ニッケコルトンプラザ
- ZEH賃貸住宅プロジェクト
- オフィスビル「八重洲通フィルテラス」
- 介護施設開業 など
特徴
保有不動産を活かした安定収益源。繊維会社からの多角化を象徴する事業。
4. 生活流通事業
- 寝装品
- 衣料用品
- 100円ショップ向け卸売
- 馬具・乗馬用品
- 社交ダンス用ドレス
- コンテナ事業
- ホビークラフト
- ネット販売
- 保険代理店事業
特徴
BtoC寄りの商流が多く、グループの中では生活密着型。M&Aで周辺商材を拡大している点も特徴。
📈業績
※以下は連結ベースの概数(公開情報に基づく)
| 期 | 売上高 | 純利益 |
|---|---|---|
| 2019/11期 | 約1,087億円 | 約61億円 |
| 2020/11期 | 約955億円 | 約44億円 |
| 2021/11期 | 約988億円 | 約63億円 |
| 2022/11期 | 約1,055億円 | 約72億円 |
| 2023/11期 | 約1,172億円 | 約84億円 |
成長率
- 売上高成長率(2019→2023):約+7.8%
- 純利益成長率(2019→2023):約+37.7%
- 売上高CAGR:約1.9%
- 純利益CAGR:約8.3%
- なお、コロナ影響を受けた2020年を底に回復・拡大基調が鮮明(公開情報に基づく)
業績の見方
- 2020年は商業施設・生活関連需要の落ち込みが逆風
- その後は
- 商業施設回復
- 産業機材強化
- M&A寄与
- 原価転嫁の進展
により、多角化の強みが数字に表れたと見られます
💪企業の強み
-
事業ポートフォリオが分散している
- 繊維専業ではなく、産業資材・不動産・介護・生活流通まで展開
- 景気や市況変動への耐性が比較的高い
-
祖業の技術・ブランドが強い
- ウール、制服、ユニフォーム分野で歴史と信用がある
- 素材提案力があり、価格競争だけになりにくい
-
保有不動産を活かせる
- 商業施設・オフィス・賃貸など、資産活用による安定収益がある
- 製造業に不動産収益が乗る構造は収益安定化に効く
-
M&Aで成長分野を取り込める
- 生活流通・産業機材で買収実績が継続
- 自前成長だけでなく、外部成長も可能
-
サステナビリティとの相性が良い
- WAONAS
- 古着リサイクル
- 環境関連企業の取得
- PPA・ZEH
といったテーマは、今後の採用ブランディングでも強み
💀企業の弱み
-
事業が広すぎて、強みが伝わりにくい
- 就活生・投資家から見ると「何の会社か」が一言で説明しにくい
- いわゆるコングロマリット・ディスカウントを受けやすい
-
成熟市場が多い
- 制服、寝装、国内流通、商業施設などは高成長市場とは言いにくい
- 爆発的なトップライン成長は起こしにくい
-
原材料価格・為替の影響を受けやすい
- ウールや各種資材価格上昇時は利益を圧迫しやすい
- 値上げ浸透には時間差が出やすい
-
M&A後の統合難易度
- 事業の幅が広いため、PMIやグループ一体運営が難しい
- 子会社ごとの文化差も出やすい
-
国内景気・消費・施設稼働の影響
- 商業施設、介護、生活流通などは国内需給の影響が大きい
🔮将来性
- 総合評価:安定成長型で将来性は十分
- 特に期待できるポイントは以下です。
-
循環型繊維・サステナブル素材
- WAONAS、資源循環、トレーサビリティ強化
-
産業機材の強化
- 環境関連・不織布・リサイクル領域は中長期で追い風
-
保有資産の活用
- 不動産・商業施設・ZEH賃貸・オフィス開発で安定収益
-
医療・先端素材の芽
- ゼラチン繊維不織布プレート「Genocel® Cardio Plate」など、新規高付加価値分野の可能性
-
循環型繊維・サステナブル素材
採用目線での将来性
- 「老舗で安定」だけでなく、
- 資源循環
- 高機能素材
- 環境技術
- まちづくり
- 介護・保育
まで関われるため、一社で幅広いキャリア可能性を持つ点が魅力です。
🎭社風
- 堅実・温厚・長期志向の色が強い老舗上場企業タイプ(公開情報に基づく)
- 一方で、
- M&A
- 新規事業
- 不動産開発
- 環境対応
も進めており、完全な保守企業ではありません。
- 想定される社風の特徴
- 年次よりも誠実さ・協調性・継続力が重視されやすい
- 派手さより実務力・着実さ
- 事業ごとに文化差が大きい
(工場・本社管理・商業施設・介護・生活流通でかなり雰囲気が異なる可能性)
採用について
🎯求める人物像
公式サイトに「人財ビジョン」があることからも、単なる受け身型より、以下に合う人が強いと考えられます。
-
変化に対応できる人
- 祖業は繊維でも、実態は多角化企業
- 一つの固定観念に縛られない人が合う
-
事業理解を広く持てる人
- 素材、産業資材、不動産、介護、流通と領域が広い
- 配属先によって必要知識が大きく変わる
-
地道に信頼を積み上げられる人
- BtoB・法人営業・既存顧客対応・施設運営など、継続関係が多い
-
サステナビリティや社会課題に関心がある人
- 繊維循環、健康経営、地域貢献、人権方針の発信が強い
-
安定志向と挑戦志向の両方を持てる人
- 老舗企業だが、事業再編やM&Aもあるため、保守一辺倒では合いにくい
📊評価制度・給与水準
-
評価制度
- 老舗上場企業らしく、等級・職能・目標管理を組み合わせた運用が基本と考えられます(公開情報に基づく)
- ただし、事業部門・子会社によって評価軸は差が出やすいです
- 特に営業、製造、施設運営、介護ではKPIが異なるため、配属先理解が重要
