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企業研究
最終更新日:2026/06/18(1年ごとに更新)
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株式会社ニッスイ 企業研究
企業について
🏢会社概要
-
正式社名:株式会社ニッスイ
- 旧社名は日本水産株式会社で、2022年12月に現社名へ変更。
- 設立年度:1911年
- 上場市場:東証プライム(証券コード:1332)(公開情報に基づく)
- 資本金:306億85百万円
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従業員数:
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単体:約1,300名前後
- 連結:約9,500~1万人規模(有価証券報告書等の公開情報に基づく)
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単体:約1,300名前後
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支店・拠点:
- 本社のほか、国内営業拠点・工場・研究拠点・物流拠点を展開
- 研究拠点として東京イノベーションセンター、大分海洋研究センターを保有
- 海外も含めグループ会社拠点を多数展開
- グループ全体の総拠点数の一括公表は確認困難だが、国内外に幅広い事業基盤を持つ
- 本社のほか、国内営業拠点・工場・研究拠点・物流拠点を展開
⭐企業理念
- 公式サイトでは、ニッスイの提供価値として
「健やかな生活とサステナブルな未来を実現する 新しい“食”をお届けします。」
を前面に掲げている。 - ブランドスローガンは
「GOOD FOODS for YOU!」 - 企業の方向性は、単なる水産会社ではなく、
“食”を通じて健康・環境・持続可能性の課題解決に挑む企業へ進化することにある。 - 創業以来の海の恵み活用を基盤にしつつ、
資源の持続的利用・研究開発・生活者価値の創出を重視している。
📊事業内容
ニッスイグループの事業は、大きく以下の4本柱。
1. 水産事業
- 漁獲、養殖、加工、販売までを幅広く展開
- 特に白身魚のバリューチェーンが強み
- 完全養殖「黒瀬ぶり」、国内サーモン養殖強化など、養殖事業の高度化を推進
- 天然資源依存を下げる取り組みも進む
2. 食品事業
- 家庭用・業務用食品を展開
- 主なカテゴリ:
- 冷凍食品
- フィッシュソーセージ
- ねり製品
- 缶詰・びん詰
- レトルト・加工品
- 水産品
- 機能性表示食品
- 健康食品・スキンケア用品
- 代表ブランド例:
- 大きな大きな焼きおにぎり
- まんぞくプレート
- わが家の麺自慢
- おさかなのソーセージ
- 海からサラダ
- 黒瀬ぶり
3. ファインケミカル事業
- 水産由来成分を活かした高付加価値領域
- EPA・DHA関連素材、医薬・健康食品分野が中心
- 食品メーカーの枠を超えて、ヘルスケア・機能性素材まで広げている点が特徴
4. 物流事業
- 低温物流・保管・配送など、食品流通を支える事業
- 水産・冷凍食品との親和性が高く、グループの供給力を補強
📈業績
過去5年の売上・純利益
※主にIR資料・有価証券報告書ベースの概数。純利益は親会社株主に帰属する当期純利益ベース。
| 年度 | 売上高 | 純利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 約6,900億円 | 約130億円 | - |
| 2021年3月期 | 約6,570億円 | 約115億円 | 約-4.8% |
| 2022年3月期 | 約6,940億円 | 約190億円 | 約+5.6% |
| 2023年3月期 | 約7,680億円 | 約205億円 | 約+10.7% |
| 2024年3月期 | 約8,315億円 | 約220億円 | 約+8.2% |
成長率
- 5年間の売上成長率:約+20%
- 売上CAGR:約4.8%
- 純利益はコロナ影響期を挟みつつも、直近では200億円超水準まで回復・拡大
業績の見方
- 2021年3月期はコロナ禍の外食・業務用需要減の影響を受けやすかった
- その後は、
- 家庭用冷凍食品の需要
- 価格改定
- 海外事業
- 養殖・高付加価値商品
- ファインケミカル
などが下支えし、回復基調
- 食品・水産としては比較的安定しつつ、成長投資も継続しているタイプ
💪企業の強み
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水産から食卓までの一気通貫バリューチェーン
- 調達・養殖・加工・物流・販売まで持つため、川上から川下までコントロールしやすい
- 特に白身魚での知見が厚い
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水産×食品×ヘルスケアの事業ポートフォリオ
- 単なる食品メーカーではなく、機能性素材や医薬系原料まで持つ
- 市況変動を分散しやすい
-
強い商品ブランド
- 冷凍食品やフィッシュソーセージなど、長年の定番ブランドがある
- 家庭用・業務用の両面展開が可能
-
研究開発力
- 東京イノベーションセンター、大分海洋研究センターを中心に、
養殖・食品・健康栄養の研究を推進 - 速筋タンパク、EPA、完全養殖など、差別化テーマが明確
- 東京イノベーションセンター、大分海洋研究センターを中心に、
-
サステナビリティとの親和性
- 水産資源の持続可能性、養殖、水産エコラベル、SeaBOS賛同など、
ESG文脈で語りやすい企業 - 採用面接でも志望動機に落とし込みやすい
- 水産資源の持続可能性、養殖、水産エコラベル、SeaBOS賛同など、
💀企業の弱み
-
原料価格・為替・海洋環境の影響を受けやすい
- 水産資源、飼料、燃料、物流コスト、円安など外部要因の影響が大きい
-
水産資源の不確実性
- 天然漁獲は資源変動や国際規制の影響を受ける
- 養殖も病害・赤潮・水温変動などのリスクがある
-
食品業界としては利益率が高くなりにくい
- 安全・品質・物流コストが重く、収益性は高級素材ビジネスほど高くない
- 値上げが消費者に受け入れられない局面もある
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国内市場の成熟
- 日本の人口減少・高齢化で、家庭用食品市場の大幅拡大は見込みづらい
- 海外成長・高付加価値化が今後の前提になる
🔮将来性
- 中長期では比較的有望
-
理由は以下の通り。
-
養殖強化
- 完全養殖ぶりや国産養殖サーモンなど、天然資源依存を下げつつ成長できる
-
健康・機能性領域
- EPA、DHA、速筋タンパクなど、健康志向トレンドと相性が良い
-
冷凍食品需要
- 共働き・単身世帯増加により、簡便食品の需要は底堅い
-
サステナブルフードの追い風
- ESG・資源保全・フードロス削減は企業評価を押し上げやすい
-
海外展開余地
- 水産・養殖・高付加価値原料で海外市場開拓の余地がある
-
養殖強化
一方で、将来性は
「資源制約を技術・養殖・高付加価値化で乗り越えられるか」
に大きく左右される。
🎭社風
- 公式サイトから読み取れるのは、
誠実・堅実・品質重視・社会課題志向の文化 - 水産・食品メーカーらしく、
安全安心、現場運営、法令順守、品質保証への意識は強い - その一方で、近年は
研究開発、サステナビリティ、DE&I、多様な働き方を前に出しており、
昔ながらの保守的な水産会社から、変革型の食品企業へ寄せている印象 - 社風の実態としては、
「真面目さがベースで、派手さより着実さ」という評価になりやすい(公開情報に基づく)
採用について
🎯求める人物像
採用サイトの公開傾向や企業メッセージから見ると、相性が良いのは以下のタイプ(公開情報に基づく)。
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“食”で社会課題を解決したい人
- 健康、環境、持続可能性に関心がある
-
変化を前向きに捉え、挑戦できる人
- 水産会社から「新しい食」をつくる会社への変革期に合う
-
現場感覚と生活者感覚の両方を持てる人
- 原料・製造・品質・営業・消費者理解の接続が重要
-
周囲と協働できる人
- 調達、研究、工場、営業、物流など部門横断が多い
-
グローバル視点を持てる人
- 水産資源、養殖、原料調達は国際性が高い
面接で刺さりやすい志望動機の軸
- 水産資源の持続可能性
- 養殖や研究開発への関心
- 冷凍食品・機能性食品への興味
- “海の恵みを健康価値に変える”事業への共感
📊評価制度・給与水準
評価制度
- 大手上場企業らしく、等級制度+目標管理+賞与反映型の人事制度がベースとみられる(公開情報に基づく)
- 公式サイトでも人財育成、従業員エンゲージメント、多様な働き方を掲げており、
単なる年功だけでなく、役割・成果・行動評価を組み合わせる運用が想定される - 研究、営業、工場、生産、管理など職種幅が広く、
職種ごとの専門性評価が重要になりやすい
