最終更新日:2026/08/21(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ファーマフーズ / Pharma Foods International Co., Ltd. |
| 設立年度 | 1997年(平成9年)9月12日(公開情報に基づく) |
| 資本金 | 約20.4億円(公開情報に基づく) |
| 上場市場 | 東京証券取引所 プライム市場・証券コード2929(公開情報に基づく) |
| 従業員数 | 単体150名前後、連結600名前後(公開情報に基づく) |
| 支店・拠点数 | 確認できる主要拠点は本社(京都)・東京支店など少なくとも2拠点(公開情報に基づく) |
補足
- 京都発のバイオベンチャー色が強い上場企業。
- 卵由来素材、機能性食品素材、通販、創薬まで手掛ける点が特徴。
⭐企業理念
公式英語サイトでは、
「医薬品のように有効な製品の開発を使命とし、明確な機能を持つ食品素材を創出して、人々の健康維持とQOL向上に貢献する」
という趣旨が示されています。
この会社の理念を就活・転職目線で言い換えると、以下の3点に集約できます。
- エビデンス重視:なんとなく健康によさそう、ではなく「機能が説明できる素材」を作る
- ヘルスケア志向:予防・健康維持・生活の質向上に寄与する
- 研究成果の事業化:研究で終わらず、素材・商品・医薬へつなげる
📊事業内容
ファーマフーズの事業は大きく見ると、以下の3本柱です。
1. 機能性素材事業
食品・健康食品メーカー向けに機能性素材を供給する事業。
主なテーマ・素材例:
- PharmaGABA®
- ボーンペップ
- ランペップ
- HGP
- iHA
- 葉酸たまご
- 卵殻膜関連素材
- 乳酸菌・ペプチド関連素材
特徴:
- 卵由来成分や発酵技術を活かした独自素材が多い
- 学会発表、論文、特許など研究成果と結びついている
- BtoB型で、食品・サプリ・飲料メーカーへの原料供給が中心
2. 通信販売事業
一般消費者向けに、サプリメント・化粧品・ヘアケア商品などを販売するD2C/通販事業。
特徴:
- 売上規模ではこの事業が非常に大きい時期が続いてきた(公開情報に基づく)
- 広告運用、CRM、定期顧客化、リピート率改善が重要
- 研究開発型企業でありながら、消費財マーケティング色も強い
3. 創薬事業
食品素材だけでなく、医薬領域にも展開する事業。
公開情報から確認できる動き:
- ペプチド創薬
- アドレノメデュリン関連プログラム
- CADASIL向け開発権取得(アジア主要市場)
- 大学・製薬企業との連携を視野に入れたパートナリング
4. 新規領域
- ovoveil®:卵殻膜のアップサイクルによる新繊維
- バイオスティミュラントなど、食品以外への応用も進行
要点
- 「研究開発型素材メーカー」
- 「通販マーケ企業」
- 「創薬ベンチャー」
の3つの顔を持つ会社です。
📈業績(公開情報に基づく)
※直近で確認しやすい公開情報ベースの5期。数値は連結売上高、利益は親会社株主に帰属する当期純利益の概算です。
| 決算期 | 売上高 | 純利益 | 前年比売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2019年7月期 | 約173億円 | 約10億円 | - |
| 2020年7月期 | 約518億円 | 約40億円 | 約+199% |
| 2021年7月期 | 約589億円 | 約78億円 | 約+14% |
| 2022年7月期 | 約577億円 | 約35億円 | 約-2% |
| 2023年7月期 | 約689億円 | 約69億円 | 約+19% |
成長率
- 5年CAGR(売上高):約41%(2019/7期→2023/7期、公開情報に基づく)
- 5年CAGR(純利益):約62%(同上、公開情報に基づく)
業績の見方
- 2019年以降、通販事業の拡大で売上が急拡大
- 一方で、広告宣伝費や主力商品の勢いにより、利益変動は比較的大きい
- 素材メーカーとしては珍しく、BtoB原料供給だけでなくD2Cが業績を大きく押し上げる構造
💪企業の強み
1. 独自素材と知財
- 卵由来素材を中心に、他社が簡単に真似しにくい研究資産を持つ
- 特許、論文、学会発表などの裏付けがあり、“効く根拠”を作れるのが強い
2. 研究から事業化までつなげる力
- 素材開発だけで終わらず、
- 原料販売
- 自社通販商品
- 創薬 に展開できる
- 1つの研究成果を複数事業へ転用しやすい
3. 通販事業による高い収益機会
- BtoB原料よりも、D2Cは当たると売上インパクトが大きい
- 顧客データ、広告ノウハウ、CRMの蓄積が競争力になりやすい
4. ヘルスケア市場の追い風
- 高齢化、予防医療、機能性表示食品、睡眠・認知・美容・骨対策など、需要テーマが多い
5. ESG・アップサイクル文脈との相性
- 卵殻膜アップサイクル素材 ovoveil® など、環境・循環型素材としても訴求できる
💀企業の弱み
1. 通販主力商品の依存リスク
- 売上が大きい分、特定ヒット商品の反動減が出やすい
- 商品寿命、広告効率悪化、競合参入の影響を受けやすい
2. 広告宣伝費の影響が大きい
- 通販事業は成長しやすい反面、CAC(顧客獲得コスト)が上がると利益が崩れやすい
- 原料メーカーに比べると収益の安定感で見劣りする局面がある
3. 創薬は時間・資金・不確実性が大きい
- 研究開発が長期化しやすく、臨床・提携・承認などのハードルが高い
- 成功時の upside は大きいが、短期では評価が難しい
4. 事業ポートフォリオが広い
- 素材、通販、創薬、新規素材まで広がっており、経営資源の分散リスクがある
- 採用側から見ると、部署間で求められる能力差が大きい
🔮将来性
ポジティブ要因
- PharmaGABA®の海外展開余地
- 機能性表示食品市場の拡大
- 高齢化に伴う骨・睡眠・認知・美容ニーズの継続
- 創薬パイプラインの進展余地
- ovoveil®のような非食品分野への横展開
注意すべき点
- 通販主力商品の成長持続性
- 広告単価上昇
- 規制や表示ルールの変化
- 創薬投資の回収不確実性
総合評価
- 短期的には通販の出来不出来で業績変動が出やすい
- 中長期では「独自素材×海外×創薬」で伸びしろがある
- 安定大企業というより、上場している研究開発型・成長志向企業として見るのが適切
🎭社風
公開情報と事業構造から見ると、社風は次の傾向が強いです(公開情報に基づく)。
- 研究開発志向が強い
- ベンチャー気質が残る
- 新市場を取りにいく攻めの姿勢
- 成果主義・スピード重視の側面
- 部署によってカラーがかなり違う
具体的には、
- 研究職:アカデミック・実証重視
- 通販/マーケ:数値・スピード・改善重視
- 管理/企画:上場会社としての統制・再現性重視
向いている人
- 変化に強い
- 自分で考えて動ける
- 研究にも事業にも関心がある
- 0→1、1→10の両方を楽しめる
採用について
🎯求める人物像
公開情報上の理念・事業特性からみると、相性がよいのは以下のタイプです(公開情報に基づく)。
1. エビデンスで語れる人
- 「なぜそれが売れるのか」「なぜその素材に価値があるのか」を論理的に説明できる
- 研究職だけでなく、営業・マーケ・企画でも重要
2. 自走力のある人
- 指示待ちより、自分で課題を見つけて進められる人
- ベンチャー色のある成長企業と相性がよい
3. 変化対応力のある人
- 通販、素材、創薬でスピード感が違うため、柔軟性が必要
- 事業の優先順位が変わっても乗れる人が強い
4. 部門横断で動ける人
- R&D、薬事、営業、マーケ、品質、EC、物流など連携領域が広い
- 専門職でも周辺理解があると評価されやすい
5. ルールと挑戦を両立できる人
- 健康食品・広告・研究・上場会社という性質上、コンプライアンス感覚は必須
📊評価制度・給与水準
給与水準
- 有価証券報告書ベースでは、平均年間給与は600万円台後半とみられます(単体、公開情報に基づく)
- 上場バイオ/ヘルスケア企業としては極端に低くはなく、比較的しっかりした水準
評価制度の傾向
事業特性から、評価は以下の要素が重視されやすいと考えられます(公開情報に基づく)。
- 研究職:開発進捗、特許、論文、再現性、実用化貢献
- 営業職:売上、粗利、採用件数、既存深耕
