最終更新日:2026/06/18(1年ごとに更新)
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企業について
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社SCREENホールディングス |
| 設立年度 | 1943年10月11日 |
| 創業 | 1868年 |
| 資本金 | 540億44百万円 |
| 従業員数 | 6,415人(連結、2025年3月期時点) |
| 売上高 | 6,252億円(2025年3月期) |
| 営業利益 | 1,356億円(2025年3月期) |
| 信用格付 | A+(JCR、2025年3月期時点) |
| 拠点数 | グローバル51拠点 |
| 国内主要事業所 | 本社、洛西事業所、久御山事業所、野洲事業所、彦根事業所、多賀事業所、高岡事業所、門前仲町事業所 |
- ルーツは京都の石版印刷業「石田旭山印刷所」。
- 1934年に写真製版用ガラススクリーンの国産化に成功し、その研究開発部門が独立して現在のSCREENグループにつながっています。
- 2014年に「大日本スクリーン製造株式会社」から「株式会社SCREENホールディングス」へ商号変更。
企業理念
- 存在意義:「人と技術をつなぎ、未来をひらく」
- 創業から続く「思考展開」の精神を重視。
- 社員一人ひとりがソリューションクリエーターとして、新しい価値を提供し、持続可能な社会の実現に貢献することを掲げています。
事業内容
SCREENは持株会社体制で、主に以下の事業を展開しています。
1. 半導体製造装置
- 主力事業。
- 特に半導体洗浄装置で世界トップクラス。
- 公式には枚葉洗浄装置、バッチ洗浄装置、スピンスクラバーで世界シェアNo.1級の地位。
2. ディスプレー製造装置・成膜装置
- ディスプレー向けコーターデベロッパーなど。
- エネルギー分野への技術応用も進めている。
3. プリント基板関連機器
- 直接描画装置など。
- 電子機器の高密度化・高性能化に対応。
4. グラフィックアーツ機器
- デジタル印刷、POD装置、CTPなど。
- 印刷技術を原点とするSCREENらしい領域。
5. ICTソリューション
- 画像処理、IoT、AIを活用したソフトウェア・システム開発。
6. 新規事業
- 半導体先端パッケージ
- ライフサイエンス
- エネルギー(水素・二次電池関連)
事業構造の特徴
- 売上・利益の中心は半導体製造装置。
- 一方で、印刷・画像処理・塗布・直接描画などのコア技術を横展開して、多角化を進めている点が特徴。
業績
※過去5年の売上高・純利益はIR公開資料に基づく要約です(公開情報に基づく)。
| 決算期 | 売上高 | 純利益* |
|---|---|---|
| 2021年3月期 | 約3,203億円 | 約189億円 |
| 2022年3月期 | 約4,119億円 | 約423億円 |
| 2023年3月期 | 約4,608億円 | 約505億円 |
| 2024年3月期 | 約5,049億円 | 約567億円 |
| 2025年3月期 | 6,252億円 | 約1,032億円 |
*親会社株主に帰属する当期純利益ベース(公開情報に基づく)
成長率
- 売上高成長率(2021年3月期 → 2025年3月期):約+95.2%
- 売上高CAGR:約18.2%
- 純利益成長率(2021年3月期 → 2025年3月期):約5.5倍
- 直近前年比売上成長率(2024年3月期 → 2025年3月期):約+23.8%
業績の見方
- 半導体設備投資の拡大、とくに先端ロジック・メモリ・AI関連需要の追い風を強く受けています。
- 装置産業らしく、市況の波はあるものの、売上拡大時の利益伸長が大きい高収益体質が見えます。
企業の強み
以下は公式情報と公開情報を踏まえた分析です(公開情報に基づく)。
-
半導体洗浄装置での強い競争優位
- 世界トップクラスのシェア。
- 洗浄工程は歩留まりに直結し、半導体製造の中でも重要度が高い。
- 顧客の量産ラインに深く入り込むため、参入障壁が高い。
-
高い収益性
- 2025年3月期は売上6,252億円、営業利益1,356億円で、営業利益率は約21%台。
- 装置メーカーとしてかなり高水準。
-
コア技術の横展開力
- 画像処理、微細処理、塗布、洗浄、直接描画などの技術を複数市場へ展開。
- 半導体、ディスプレー、基板、印刷、エネルギー、医療へ応用できる。
-
長い歴史と信用力
- 創業1868年、設立1943年。
- JCR格付A+。
- 大手顧客との長期的な信頼関係を築きやすい。
-
グローバル展開
- 51拠点を持ち、海外顧客への営業・保守・開発対応が可能。
- 半導体業界ではアフターサービス力が重要。
企業の弱み
以下は公式情報と公開情報を踏まえた分析です(公開情報に基づく)。
-
半導体市況への依存度が高い
- 主力が半導体製造装置である以上、顧客の設備投資減速時には業績変動を受けやすい。
-
事業ポートフォリオの利益偏在
- 多角化は進んでいるものの、利益貢献の中心は依然として半導体関連。
- ライフサイエンスやエネルギーは将来期待枠で、現時点では相対的に小さい。
-
競争相手が非常に強い
- 半導体装置業界は、東京エレクトロン、Lam Research、Applied Materialsなど強豪が多い。
- 技術・価格・納期・サポートの総合力が常に問われる。
-
BtoB・装置産業特有の案件変動
- 1件あたりの受注金額が大きく、検収タイミングで四半期ごとの変動が出やすい。
将来性
以下は公式情報と公開情報を踏まえた分析です(公開情報に基づく)。
- かなり高いと見てよい企業です。
- 理由は以下の通りです。
成長ドライバー
-
AI・データセンター向け半導体需要
- AI半導体、HBM、高性能ロジックの拡大で、前工程の洗浄需要は中長期で堅調。
-
先端パッケージ分野
- 従来の前工程だけでなく、先端パッケージ領域でも機会が広がる。
-
脱炭素関連
- 水素、二次電池、成膜・塗布関連の技術応用が可能。
-
新規事業の種が多い
- ライフサイエンス、ICT、エネルギーなど、既存コア技術からの派生先が複数ある。
-
海外開発体制の強化
- 米国NY州の半導体製造プロセス海外開発拠点「ATCA」開設など、先端顧客への近接性を強化。
リスク
- 半導体投資サイクルの反動
- 米中摩擦・輸出規制
- 技術競争の加速
- 大型投資負担
社風
以下は公式情報と公開情報を踏まえた分析です(公開情報に基づく)。
- 老舗京都企業らしい堅実さと、先端技術メーカーらしい挑戦志向が同居する社風。
- 企業メッセージとして「最先端がある、やりたいことは全部やればいい。」を掲げており、技術者の挑戦や自律性を後押しする色が強い。
- 「人と技術をつなぐ」「思考展開」という言葉から、単一分野の専門性だけでなく、複数分野をつなげて価値を出す姿勢が評価されやすい。
- 一方でBtoB製造業・装置産業なので、華やかさよりも品質、再現性、顧客信頼、現場力を重視する実務的な文化と考えられます。
採用について
求める人物像
以下は企業理念・採用メッセージ・公開情報を踏まえた整理です(公開情報に基づく)。
- 技術と人をつなげて価値を生み出せる人
- 自ら課題を見つけ、深く考え、やり切れる人
- 専門性を持ちながら、周囲と協働できる人
- グローバル環境や変化の大きい市場に前向きな人
- 社会課題の解決や持続可能性に関心を持てる人
面接で刺さりやすい観点
- 半導体・装置産業への関心
- 研究/開発/設計での課題解決経験
- チームで成果を出した経験
- 「なぜSCREENか」に対して、洗浄装置の強み・コア技術の横展開・社会実装力まで語れるか
評価制度・給与水準
以下は公開求人・有価証券報告書等を踏まえた要約です(公開情報に基づく)。
- 持株会社および主要事業会社で制度差はありますが、基本的には大手メーカー型の等級制度+目標管理+賞与反映の色合いが強いと見られます。
- SCREENホールディングス単体の平均年間給与は上場企業の中でも高水準です(持株会社であるため、実際の採用先会社とは単純比較不可)。
