最終更新日:2026/06/18(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社 島津製作所 |
| 設立年度 | 1917年設立、1875年創業(公開情報に基づく) |
| 本社 | 京都市中京区西ノ京桑原町1(公開情報に基づく) |
| 資本金 | 266億4,800万円(公開情報に基づく) |
| 従業員数 | 連結約1.4万人、単体約3,600人規模(公開情報に基づく) |
| 上場市場 | 東証プライム上場(公開情報に基づく) |
| 主要拠点 | 京都本社、東京支社、国内の営業・サービス拠点、海外グループ会社・販売サービス網を展開。共創拠点として「Shimadzu みらい共創ラボ」「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」「KYOLABS」「Shimadzu Nagasaki Collaboration Lab」など |
補足
島津製作所は分析計測機器を中核に、医用画像診断、産業機械、航空機器、光学などを持つ老舗精密機器メーカーです。ノーベル化学賞受賞者・田中耕一氏を擁する企業としても知名度があります(公開情報に基づく)。
⭐企業理念
- 社是は「科学技術で社会に貢献する」(公開情報に基づく)
- 経営理念として「人と地球の健康」への願いを実現することを掲げています(公開情報に基づく)
- 公式サイト全体からも、単なる機器販売ではなく、
- 人の命と健康
- 産業の発展と安心・安全な社会
- 地球環境
への貢献を重視する姿勢が明確です。
- 人の命と健康
📊事業内容
島津製作所の事業は、公式サイト上では以下の製品群で構成されています。
1. 分析計測機器
- 液体クロマトグラフ、LC-MS、GC、GC-MS
- 分光分析、元素分析
- ライフサイエンス関連機器
- 材料試験、非破壊検査
- TOC計、水質・排ガス分析
- 天びん、前処理装置、試薬など
特徴
- 医薬、バイオ、食品、環境、化学、半導体、電池など用途が極めて広い
- 会社全体の売上・利益の中核事業(公開情報に基づく)
2. 医用画像診断機器
- 血管撮影システム
- X線TVシステム
- 一般撮影システム
- 回診用システム
- PETシステム
- 医療情報システム など
特徴
- 画像処理やX線関連技術を活かし、病院・医療機関向けに展開
- がん対策、整形外科、急性期医療、医療DXなどに対応
3. 真空機器 / 産業機械 / 海洋関連機器
- ターボ分子ポンプ
- リークディテクタ
- 工業炉
- バランシングマシン
- 高速スパッタリング装置
- 水中光無線通信装置
- 磁気探知器・磁力計
- ストロンチウム光格子時計 など
特徴
- 半導体・ディスプレイ・工業材料・海洋開発などに関与
- 近年の半導体・電池・カーボンニュートラル需要とも親和性が高い
4. 油圧機器
- 油圧ギヤポンプ
- パワーパッケージ
- コントロールバルブ
5. 航空機器
- 降着システム用機器
- フライトコントロールシステム
6. 光学素子 / 分光機器 / 屈折計
- 回折格子
- 光学素子
- 分光機器
- 屈折計
- レーザモジュール
7. スタートアップ事業・ヘルスケア新規事業
- 排尿量測定システム
- 近赤外光イメージング
- 健康増進プラットフォーム
- 生体計測システム
最近の注目動向
- 分析計測機器のサブスクリプションサービス開始
- リファービッシュ事業の実証開始
- 知財業務自動化SaaSの子会社Genzo AI設立
- CVCや大学連携を通じた新規事業創出
→ ハード売切りだけでなく、ソフト・サービス・共創型へ広げているのが特徴です。
📈業績
※以下は主に有価証券報告書・決算資料等の公開情報に基づく概算です。
過去5年の売上
| 決算期 | 売上高 |
|---|---|
| 2020年3月期 | 約3,855億円(公開情報に基づく) |
| 2021年3月期 | 約3,919億円(公開情報に基づく) |
| 2022年3月期 | 約4,282億円(公開情報に基づく) |
| 2023年3月期 | 約4,825億円(公開情報に基づく) |
| 2024年3月期 | 約5,118億円(公開情報に基づく) |
過去5年の純利益
| 決算期 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|
| 2020年3月期 | 約275億円(公開情報に基づく) |
| 2021年3月期 | 約319億円(公開情報に基づく) |
| 2022年3月期 | 約485億円(公開情報に基づく) |
| 2023年3月期 | 約571億円(公開情報に基づく) |
| 2024年3月期 | 約579億円(公開情報に基づく) |
成長率
- 売上高は5年で約33%増
- 年平均成長率(CAGR)は約7%台(公開情報に基づく)
- 純利益は5年で約2倍になっており、利益成長の伸びが売上を上回ります(公開情報に基づく)
業績の見方
- 主力の分析計測機器が医薬・バイオ・環境・食品・半導体で底堅い
- 海外売上比率が高く、円安局面では追い風を受けやすい(公開情報に基づく)
- 一方で、中国需要や研究開発投資・設備投資サイクルの影響は受けやすい(公開情報に基づく)
💪企業の強み
-
分析計測での高いブランド力
- クロマト、質量分析、分光などで長年の実績
- 医薬・食品・環境・材料評価の現場で強い存在感
-
技術の深さと広さ
- 分析計測だけでなく、医療、真空、海洋、航空、光学まで技術基盤が広い
- 要素技術の横展開がしやすい
-
研究開発・産学連携が強い
- 東北大、同志社大、大阪大、龍谷大などとの共同研究
- みらい共創ラボ、Tokyo Innovation Plaza、KYOLABSなど共創拠点が充実
-
社会課題との親和性が高い
- ヘルスケア、感染症、バイオ医薬、環境規制、PFAS、半導体、水質、カーボンニュートラルなど成長テーマに直結
-
顧客接点が長い
- 装置販売後の保守、消耗品、ソフトウェア、会員サービスなど継続収益化しやすい
- サブスクやリファービッシュ展開で収益モデル多様化が進む
💀企業の弱み
-
外部市況の影響を受ける
- 研究開発投資、製薬投資、半導体投資、中国景気の変動に左右されやすい(公開情報に基づく)
-
事業ポートフォリオが広く、経営資源が分散しやすい
- 多角化は強みだが、選択と集中の難しさもある
-
医療機器分野では超大手専業メーカーとの競争が厳しい
- GE、Siemens、Philips、Canonなどと比べると規模面で劣る領域がある(公開情報に基づく)
-
装置産業ゆえの納期・部材・品質負荷
- 精密機器メーカーとして、サプライチェーンや品質保証の負担が重い
🔮将来性
総合評価:高い
成長を支える要因
-
ヘルスケア高度化
- バイオ医薬品、臨床検査、個別化医療、創薬支援の拡大
-
環境規制対応
- PFAS、水質、排ガス、循環型社会、脱炭素で分析需要増
-
半導体・電池分野
- 超純水、材料評価、ガス純度分析、真空機器などで需要余地
-
ソフト・サービス化
- サブスク、リファービッシュ、インフォマティクス、AI活用
-
オープンイノベーション
- CVC、大学連携、新規事業開発が活発
今後の注目点
- 2026年3月期第3四半期決算資料を公表済みで、2026年5月に通期決算発表予定
- IFRS任意適用の発表から、IR・財務開示の国際標準化も進展
- ハード中心企業から、課題解決型ソリューション企業への転換速度が重要
🎭社風
- 京都発の老舗精密機器メーカーらしい、真面目で堅実な社風(公開情報に基づく)
- 一方で、研究開発ページや採用ページからは、異才・多様性・共創を重視する姿勢が強い
- 「魔改造の夜」特設サイトなどからも、技術者の遊び心・挑戦心を打ち出している
- 営業色が強い会社というより、技術・品質・顧客課題解決を重視するメーカー文化が中心
- 向いている人
- 腰を据えて専門性を磨きたい
- 社会貢献性の高い製品に携わりたい
- 派手さより実力・信頼を重視したい
採用について
🎯求める人物像
公式の採用ページでは、
「科学の力を信じ、人の役に立つ、島津の多様な『異才』」
という打ち出しがされています。
これを踏まえると、求める人物像は以下です。
-
科学技術で社会に貢献したい人
- 研究・技術・品質・営業いずれでも、社会課題解決への関心が重要
-
専門性を磨ける人
- 分析計測や医療機器は深い知識が必要
- 理系職種は特に、継続学習が必須
-
顧客課題を理解して提案できる人
- 単なるモノ売りではなく、アプリケーション提案や課題解決が求められる
-
多様性を受け入れ、共創できる人
- 大学・病院・企業・海外拠点との協働が多い
-
堅実さと挑戦心を両立できる人
- 品質・信頼性重視の文化の中で、新しい事業にも挑む必要がある
📊評価制度・給与水準
評価制度
- 典型的な日本の大手メーカー型人事制度をベースに、等級・役割・成果・行動を総合評価する運用とみられます(公開情報に基づく)
- 研究・技術職では、短期売上よりも専門性、開発成果、品質、チーム貢献が重視されやすい傾向(公開情報に基づく)
- 営業職では、売上目標だけでなく、提案力や顧客関係、装置導入後フォローも重要になりやすい(公開情報に基づく)
