最終更新日:2026/07/03(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社新日本科学(SNBL) |
| 上場区分 | 東証プライム上場・証券コード2395(公開情報に基づく) |
| 設立年度 | 1957年 |
| 資本金 | 約96.8億円(公開情報に基づく) |
| 従業員数 | 連結約2,000名超規模(公開情報に基づく) |
| 本社 | 鹿児島を基盤とし、東京にも本社機能を持つ体制(公開情報に基づく) |
| 拠点数 | 国内・海外に主要拠点10か所超(公開情報に基づく) |
主要拠点の特徴
- 鹿児島:創業地・研究開発/事業基盤
- 東京:本社機能・営業/管理
- 国内研究拠点:非臨床試験、トランスレーショナル研究、メディポリス関連施設
- 海外拠点:米国等を含むグローバル対応拠点(公開情報に基づく)
⭐企業理念
公式サイト上の中核メッセージは以下です。
- 「環境、生命、人材を大切にする会社であり続ける。」
- 「私達は、創薬と医療技術の向上を支援し、人類を苦痛から解放する事を絶対的な使命とします。」
このため、単なる受託会社ではなく、
- 創薬支援
- 医療技術の発展
- 社会的利益の創出
を一体で志向する企業と整理できます。
📊事業内容
新日本科学の事業は大きく以下の3本柱です。
1. CRO(医薬品開発受託)事業
主力事業です。
医薬品・医療技術の研究開発における非臨床試験を中心とした受託サービスを提供しています。
主な領域
- 安全性試験
- 薬効薬理試験
- 薬物動態・バイオアナリシス
- 霊長類を含む高度な前臨床評価
- 顧客ニーズに応じた試験設計・ソリューション提供
特徴
- 60年以上の実績
- 非臨床CROとして国内有力
- 特に霊長類を用いた評価技術に強み(公開情報に基づく)
2. トランスレーショナル リサーチ事業
基礎研究から臨床への橋渡しを行う事業です。
主な内容
- シーズの実用化支援
- 研究成果の臨床応用支援
- 自社技術/共同研究による新規医療技術の事業化
- 経鼻投与などDDS関連技術の展開(公開情報に基づく)
特徴
- CROの受託に留まらず、研究成果の出口づくりまで踏み込む点が差別化要因
3. メディポリス(社会的利益創出)事業
医療・健康・地域・エネルギーを組み合わせた独自事業です。
主な内容
- 予防医療・健康増進関連
- 医療関連施設運営
- 再生可能エネルギー活用
- 地域創生型の事業展開(公開情報に基づく)
特徴
- CRO企業としては珍しく、社会実装・地域貢献型の事業ポートフォリオを持つ
📈業績
直近で把握しやすい公開IRベースの過去5期概況(連結・概数、公開情報に基づく)
| 決算期 | 売上高 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 売上成長率 |
|---|---|---|---|
| 2020年3月期 | 約154億円 | 約6億円 | - |
| 2021年3月期 | 約171億円 | 約10億円 | 約+11% |
| 2022年3月期 | 約235億円 | 約16億円 | 約+37% |
| 2023年3月期 | 約393億円 | 約57億円 | 約+67% |
| 2024年3月期 | 約447億円 | 約64億円 | 約+14% |
5年推移の見方
- 売上高は5年で約2.9倍
- 純利益は大幅拡大
- 売上CAGRは年率約30%前後
- 特に2023年3月期以降の伸長が大きく、主力CRO事業の需要取り込みが目立つ
業績拡大の背景
- 非臨床試験需要の拡大
- 高度試験への対応力
- グローバルな創薬アウトソーシング需要
- 競争優位領域での受注増(公開情報に基づく)
💪企業の強み
1. 非臨床CROでの高い専門性
- 長年の実績があり、参入障壁が高い
- 特に霊長類を含む前臨床評価は希少性が高い
- 品質・再現性・規制対応の蓄積が強い
2. 創薬の上流で顧客に入り込める
- 製薬会社・バイオベンチャーの研究初期段階から関われる
- 顧客の研究開発戦略に近い位置で支援できる
3. 受託だけで終わらない事業構造
- CROに加え、TR事業・メディポリス事業を持つ
- 受託収入だけに依存しない成長余地がある
4. グローバル対応力
- 国内外拠点・海外展開により、外資系顧客や海外案件も取り込みやすい
- 採用でも英語力・国際対応力が評価されやすい土壌がある
5. 社会性と独自性
- 「創薬支援」だけでなく、「社会的利益創出」を明示している
- ESG・地域創生との親和性が高い
💀企業の弱み
1. CRO特有の景気・研究開発投資依存
- 製薬/バイオ企業の研究開発費動向に影響されやすい
- 大型案件の有無で業績変動が出やすい
2. 規制・倫理面の難しさ
- 動物実験、とりわけ霊長類を扱う事業は社会的な目線が厳しい
- 法規制・倫理基準・ESG対応の負荷が高い
3. 設備産業的な固定費負担
- 研究施設、飼育設備、人員育成に継続的コストがかかる
- 稼働率次第で収益性がぶれやすい
4. 事業ポートフォリオの分散
- メディポリスなど独自事業は魅力でもある一方、CRO専業企業より事業理解に時間がかかる
- 投資家・応募者の理解が分かれる可能性がある
🔮将来性
将来性は高めと見てよいです。
プラス材料
- 医薬品開発の外部委託需要は中長期で底堅い
- バイオ医薬、核酸医薬、再生医療等では前臨床評価の重要性が高い
- 難易度の高い非臨床試験を担える企業は限られる
- 日本発CROとしてグローバル競争力を持ちやすい
注目ポイント
- TR事業の収益化拡大
- メディポリス事業の継続性・収益性
- 動物代替法の進展に対する対応
- 海外顧客比率の拡大(公開情報に基づく)
リスク
- 大型案件反動
- 研究開発市場の変動
- 倫理・規制強化
- 人材確保競争の激化
🎭社風
公開メッセージから見える社風は、以下の傾向です。
1. 使命感が強い
- 「人類を苦痛から解放する」という表現から、事業の社会的意義を強く意識している
2. 専門職・技術職中心の実務型
- 研究、試験、品質、規制対応など、地道で精密な仕事が重視されやすい
- 派手さよりも、再現性・正確性・責任感が求められる環境
3. 挑戦と多角化を許容
- 受託だけでなくTRやメディポリスに広げている点から、保守一辺倒ではない
- 新規事業・社会実装に前向き
4. 鹿児島発の独自色
- 首都圏一極ではなく、鹿児島を強い事業基盤に持つ
- 地域性とグローバル性が同居する社風と考えられる(公開情報に基づく)
採用について
🎯求める人物像
公式サイトの採用メッセージ「創り出せ、夢。」から読み取れる人物像は以下です。
向いている人
- 創薬・医療に社会的意義を感じる人
- 研究や実験を丁寧に積み上げられる人
- 専門性を磨き続けられる人
- チームで品質を作る意識がある人
- 変化や新規分野に前向きな人
- 倫理観・コンプライアンス意識が高い人
- グローバル案件に抵抗がない人
特に評価されやすい資質
- 理系基礎力
- データの扱いの厳密さ
- 報連相の確実さ
- 英語文献/英語対応力
- 粘り強さ
- 安全意識
📊評価制度・給与水準
評価制度
詳細な制度設計は職種・等級で異なるとみられますが、公開求人や業界慣行からは以下が重視される可能性が高いです(公開情報に基づく)。
- 目標管理
- 行動評価
- 専門性評価
- 品質/コンプライアンス評価
- チーム貢献
- マネジメント適性
研究支援企業のため、単なる成果主義よりも、
- 試験品質
- 納期遵守
- 再現性
- 顧客信頼
が評価に直結しやすいです。
