最終更新日:2026/06/18(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 東京海上ホールディングス株式会社 |
| 設立年度 | 2002年4月(持株会社として設立) |
| 創業 | 1879年(東京海上グループの創業) |
| 資本金 | 1,500億円(公開情報に基づく) |
| 従業員数 | 約51,000人(グループ連結、2025年3月31日時点) |
| 展開国 | 57カ国(2025年3月31日時点) |
| グループ会社数 | 365社(2025年3月31日時点) |
| 支店・拠点数 | 持株会社単体の営業支店網は限定的。実質的にはグループ会社の国内外拠点網で事業展開 |
補足
- 東京海上ホールディングスは純粋持株会社で、実際の保険販売・引受・損害サービスは中核子会社群が担います。
- 主な中核会社は、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命、海外保険子会社群などです(公開情報に基づく)。
⭐企業理念
- グループのパーパス(存在意義)は、「お客様や地域社会の“いざ”をお守りすること」
- グループとして目指す姿は、世界のお客様に“あんしん”をお届けし、成長し続けるグローバル保険グループ
- サステナビリティ方針として、社会課題の解決と自社の持続的成長を両立する“筋金入り”のサステナビリティ経営を掲げています。
読み解き
- 単なる保険金支払い企業ではなく、リスク対応を通じて社会の挑戦を支える会社という自己定義が明確です。
- 近年は「保険を超えたソリューション提供」へ軸足を広げています。
📊事業内容
東京海上ホールディングスは、国内外の保険事業を中核に、周辺ソリューション事業まで広げるグローバル保険グループです。
主な事業領域
-
国内損害保険
- 自動車保険、火災保険、企業向け保険、海上保険など
- 主力は東京海上日動火災保険
-
国内生命保険
- 医療・死亡保障・資産形成系商品
- 主力は東京海上日動あんしん生命など
-
海外保険事業
- 北米、欧州、アジア等で損保・生保・スペシャルティ保険を展開
- M&Aを通じて海外事業を拡大してきた点が特徴
-
再保険・スペシャルティ保険
- 法人向け大型リスク、専門保険領域に強み(公開情報に基づく)
-
ソリューション事業
- 保険に加え、リスクコンサルティング、防災・レジリエンス支援、インフラ・社会課題対応
- ID&Eグループの参画により、保険外ソリューション領域を拡大
事業の特徴
- 国内保険会社というより、グローバル分散型の保険・リスクソリューショングループ
- 「federated(連邦的)」な運営で、各地域会社の裁量を保ちつつグループ一体経営を行う
- 気候変動、災害、サイバー、高齢化などの社会課題に事業として向き合っている
📈業績
※保険会社のため、一般事業会社の「売上高」に相当する指標として連結経常収益を記載します。
※数値は公開情報ベースの整理で、端数処理の関係で若干の差異があり得ます(公開情報に基づく)。
過去5年の売上(経常収益相当)
| 決算期 | 経常収益(売上高相当) |
|---|---|
| 2021年3月期 | 約5.5兆円(公開情報に基づく) |
| 2022年3月期 | 約6.1兆円(公開情報に基づく) |
| 2023年3月期 | 約6.6兆円(公開情報に基づく) |
| 2024年3月期 | 約7.4兆円(公開情報に基づく) |
| 2025年3月期 | 約8.5兆円(公開情報に基づく) |
過去5年の純利益
| 決算期 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|
| 2021年3月期 | 約2,700億円台(公開情報に基づく) |
| 2022年3月期 | 約4,200億円台(公開情報に基づく) |
| 2023年3月期 | 約3,700億円台(公開情報に基づく) |
| 2024年3月期 | 約6,900億円台(公開情報に基づく) |
| 2025年3月期 | 約1兆円規模(公開情報に基づく) |
成長率
- 経常収益の5年CAGR:年率約11%前後(公開情報に基づく)
- 純利益の5年CAGR:年率約35〜40%前後(公開情報に基づく)
- 直近は海外事業の成長、保険料適正化、投資・資本政策の進展が利益を押し上げています。
業績の見方
- 非常に好調ですが、保険会社の利益は
- 自然災害
- 金利・為替
- 有価証券売却益
- 資本政策 の影響を受けるため、単年利益だけでなく平準ベースで見る必要があります。
💪企業の強み
-
国内トップクラスのブランドと信頼
- 日本初の保険会社としての歴史と認知
- 大企業・個人双方に強い営業基盤
-
グローバル分散による収益安定性
- 57カ国展開、365社のグループ体制
- 日本依存ではなく、海外収益源を持つ
-
業界をリードする損害サービス
- 事故対応・保険金支払い・災害時対応は保険会社の競争力の本丸
- ここを公式にも強みとして明示
-
保険に閉じない事業ポートフォリオ
- 伝統的な損保・生保に加え、リスクソリューション、社会課題解決型サービスへ展開
- 単なる「商品販売」から「課題解決」に進化中
-
Purpose-drivenな企業文化
- 「いざをお守りする」という軸が一貫しており、採用・育成・経営戦略まで繋がっている
- 大企業の中では理念と実務の接続が比較的強い
-
財務力・資本政策
- 高い収益力と株主還元余力
- 大規模災害や市場変動に耐える財務基盤を持つ
💀企業の弱み
-
自然災害リスクの高まり
- 気候変動により災害の頻度・規模が増えると、保険引受利益が圧迫されやすい
- 需要増と損害増が同時に来る業態
-
国内保険市場の成熟
- 日本の人口減少・少子高齢化により、国内の量的成長は限定的
- 中長期では海外・新規事業への依存度が高まる
-
M&A・海外事業の統合難度
- グローバル展開の裏返しとして、PMI・ガバナンス・文化統合の難しさがある
- 為替変動による業績ブレも大きい
-
規制産業ゆえの自由度制約
- 保険業法、金融庁対応、資本規制、商品認可など、事業自由度に一定の制約
- スピードより慎重性が優先される局面がある
-
持株会社と事業会社の役割差が大きい
- 東京海上HD本体を志望する場合、現場営業や保険実務よりも、経営・投資・ガバナンス・戦略色が強い
- 「保険会社の現場」を志望している人とはミスマッチが起きやすい
🔮将来性
総合評価:高い
追い風
- 気候変動、サイバー、健康、高齢化、地政学など、保険・リスク管理需要はむしろ拡大
- 海外保険市場の成長余地が大きい
- 保険を超えるソリューション提供に広がりがある
- ESG/サステナビリティ領域での評価も高い
注目点
- 保険業はAI・データ活用との親和性が高く、引受、損害査定、不正検知、顧客接点の高度化余地が大きい
- ID&Eグループなどとの連携により、防災・復旧・レジリエンス支援まで一気通貫で価値提供する方向は有望
- CFOメッセージでもEPS成長とROE向上を重視しており、株主価値経営の色も強い
留意点
- 将来性は高い一方、業績のボラティリティはゼロではない
- 事業の本質は「社会課題が深刻化するほど必要性が増す」ため、不況耐性は比較的あるが、災害年の利益変動は大きい業種です
🎭社風
-
顧客本位・使命感重視
- 「いざの時に役立つ」ことへの責任感が強い
-
伝統ある大企業らしい堅実さ
- コンプライアンス、再現性、組織運営の安定感がある
-
一方で、比較的挑戦を評価する風土もある
- 海外M&Aや新規ソリューション事業の拡大を見ると、守り一辺倒ではない
-
グローバル化が進んだハイブリッド型
- 日本的な長期視点と、海外事業で求められる成果・スピードの両方がある
-
若手にも自走力を求める傾向(公開情報に基づく)
- 指示待ちより、自分で考えて動く姿勢が評価されやすい
社風の要約
- 「穏やかで堅実」だけではなく、高い倫理観の上で大きな裁量と責任を担うタイプの会社
- 合う人:使命感があり、長期視点で社会に貢献したい人
- 合いにくい人:短期成果だけを追いたい人、組織的な調整を極端に嫌う人
採用について
🎯求める人物像
東京海上グループ全体の公開情報や採用発信を踏まえると、重視されやすいのは以下です(公開情報に基づく)。
-
パーパスへの共感がある人
- 「お客様や社会の“いざ”を守る」ことに意味を感じられるか
-
自ら考え、動ける人
- 正解がない課題に対して、主体的に仮説を立てて行動できるか
-
高い倫理観・誠実さを持つ人
- 金融・保険は信用産業であり、能力以上に信頼が重視される
-
他者を巻き込める人
- 保険は営業、損害サービス、商品、法務、IT、海外拠点など多部門連携が不可欠
-
変化対応力・学習力が高い人
- 災害、法制度、国際業務、データ・AIなど学び続ける前提の仕事
-
グローバル志向のある人
- 持株会社・本社機能では特に、英語力や海外案件対応力が活きやすい(公開情報に基づく)
📊評価制度・給与水準
評価制度
- 持株会社・大手金融グループの性格上、成果だけでなく行動・コンピテンシー・組織貢献も含めて評価する設計が基本と考えられます(公開情報に基づく)。
- 特に東京海上グループでは、
- パーパスへの体現
- 専門性
- リーダーシップ
- 再現性ある成果 が見られやすいと考えられます(公開情報に基づく)。
給与水準
- 東京海上ホールディングス単体の平均年間給与は1,400万円台後半の水準とみられます(有価証券報告書ベース、公開情報に基づく)。
