最終更新日:2026/06/08(1年ごとに更新)
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企業について
🏢会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 高砂熱学工業株式会社 |
| 設立年度 | 1923年(大正12年)11月(公開情報に基づく) |
| 資本金 | 131億34百万円(公開情報に基づく) |
| 従業員数 | 約2,200〜2,300名(単体)/約6,500名前後(連結)(公開情報に基づく) |
| 上場区分 | 東証プライム上場(公開情報に基づく) |
| 支店・拠点数 | 国内主要事業所は20拠点超、海外もアジア・中東・北米などにグループ会社・拠点を展開(公開情報に基づく) |
補足
高砂熱学工業は、空調設備を中心とした総合設備エンジニアリング会社です。オフィス、病院、工場、研究施設、半導体関連施設、データセンター、再開発案件など、非住宅大型案件に強いのが特徴です。(公開情報に基づく)
⭐企業理念
公式サイト上では、「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」、および自社のあり方として「環境クリエイター®」を前面に掲げています。
これは単なる空調工事会社ではなく、空気・水・熱の技術を通じて、快適性・省エネ・脱炭素を実現する企業であることを示しています。
採用・企業研究の観点では、理念の核は以下です。
- 建物の環境品質を高める
- エネルギー消費を最適化する
- 社会課題である脱炭素・ESG・SDGsに技術で応える
- 設計・施工だけでなく、運用やライフサイクル全体で価値を出す
📊事業内容
高砂熱学工業の主力は、建築設備の設計・施工・保守運用です。(公開情報に基づく)
主な事業領域は以下です。
- 空気調和設備
ビル、工場、病院、研究所、商業施設などの空調設備の設計・施工
- 給排水・衛生設備
建築物の水回り・衛生インフラの構築
- 電気・計装を含む総合設備
設備全体を統合したエンジニアリング
- 産業・特殊設備
クリーンルーム、医薬・食品・半導体関連、研究施設など高精度環境が必要な案件
- メンテナンス・リニューアル
既存建物の省エネ改修、設備更新、運用改善
- 環境ソリューション
ZEB、省エネ、再エネ、水素利活用、脱炭素提案
- 研究開発・新規領域
DX、ユニット工法、資機材管理、宇宙環境関連技術、水素関連技術など
特に強いのは、大型・高難度建築物の空調衛生設備と、環境性能を求められる先端施設向けソリューションです。(公開情報に基づく)
📈業績
※以下は主に連結ベースの公開情報をもとにした整理です。概数を含みます。(公開情報に基づく)
過去5年の売上
| 決算期 | 売上高 |
|---|---|
| 2020年3月期 | 約3,050億円 |
| 2021年3月期 | 約2,900億円 |
| 2022年3月期 | 約3,120億円 |
| 2023年3月期 | 約3,350億円 |
| 2024年3月期 | 約3,630億円 |
過去5年の純利益
| 決算期 | 純利益 |
|---|---|
| 2020年3月期 | 約105億円 |
| 2021年3月期 | 約118億円 |
| 2022年3月期 | 約137億円 |
| 2023年3月期 | 約185億円 |
| 2024年3月期 | 約252億円 |
成長率
- 売上高の5年CAGR:約4〜5%(公開情報に基づく)
- 純利益の5年CAGR:約24%前後(公開情報に基づく)
-
直近1年の伸び
- 売上高:前年比 約8〜9%増
- 純利益:前年比 約35〜40%増
- 売上高:前年比 約8〜9%増
分析
- 売上は緩やかな右肩上がり
- 利益は売上以上に伸びており、採算管理・案件構成・高付加価値化が進んでいると見られます
- 設備工事業界の中でも、利益体質が比較的強い会社と評価できます
💪企業の強み
-
空調設備分野での高い実績とブランド
- 100年以上の歴史を持つ老舗で、空調・環境制御の技術蓄積が厚い
- 大型案件・難易度の高い案件での信頼が強い
-
脱炭素ニーズとの相性が非常に良い
- 建築設備は省エネ・CO2削減の中心領域
- ZEB、再エネ、水素、運用最適化など、今後の需要テーマに直結
-
設計・施工・保守・運用改善まで一貫対応
- 竣工して終わりでなく、建物ライフサイクル全体で価値提供できる
- ストック型収益の強化余地がある
-
高難度施設に強い
- 病院、研究所、工場、半導体・医薬関連、データセンターなど
- 温湿度・清浄度・安定稼働が重要な領域で差別化しやすい
-
技術開発志向が強い
- イノベーションセンター、DX戦略、T-Base®、水素関連、宇宙関連など
- 伝統的なサブコンの中では、先端テーマへの発信力が高い
💀企業の弱み
-
建設業特有の現場負荷
- 繁忙期や大型案件では、残業・休日対応・現場常駐が発生しやすい
- 本社企画や研究職以外は、働き方に現場影響が大きい
-
景気・建設投資・資材価格の影響を受けやすい
- 民間設備投資や再開発案件に左右される
- 原材料高、人件費高騰、外注費上昇の影響を受けやすい
-
人手不足リスク
- 建設業全体で施工管理・技能労働者不足が深刻
- 受注が増えても施工体制確保が課題になりやすい
-
BtoB中心で一般知名度は限定的
- 就活市場ではゼネコンや総合電機ほど知名度が高くない
- ただし業界内評価は高い
🔮将来性
将来性は高いと見てよいです。理由は以下です。
-
脱炭素・省エネ需要が中長期で拡大
- 既存ビル改修、ZEB化、運用最適化の需要は今後も増えやすい
-
データセンター・半導体・医薬など高機能施設需要
- 精密空調・安定運用が必要な領域は同社の得意分野
-
建物のライフサイクル支援への拡張
- 新築だけでなく保守・改修・運用最適化へ広げられる
-
新技術領域への挑戦
- 水素、DX、プレファブ化、宇宙環境技術など、将来の柱候補を育成中
一方で、将来性を左右するポイントは、
- 施工人材の確保
- 現場生産性向上
- 海外事業の収益安定化
- ストック型ビジネス比率の拡大
です。
🎭社風
公開情報や企業イメージから見ると、社風は次のように整理できます。(公開情報に基づく)
- 堅実で真面目な技術者集団
- 現場主義・チームワーク重視
- 老舗企業らしい安定感
- 一方で近年はDX・新規事業・研究開発への挑戦色が強まっている
向いている人:
- 専門性を高めたい
- 大型プロジェクトに関わりたい
- 建築設備を通じて社会インフラに貢献したい
- 技術だけでなく顧客・現場・協力会社との調整もいとわない
逆に、
- 完全に個人プレーで仕事を進めたい人
- 現場対応や関係者調整を避けたい人
にはややミスマッチの可能性があります。
採用について
🎯求める人物像
公式サイト上で採用情報を展開しており、事業内容から見ても、求められる人物像は以下に近いと考えられます。(公開情報に基づく)
- 環境・社会課題の解決に関心がある人
- 空気・水・熱・建築設備など技術分野に興味がある人
- チームで大きな仕事を進められる人
- 顧客、設計者、協力会社など多様な相手と調整できる人
- 現場で粘り強くやり切れる人
- 新技術やDX、新規領域にも前向きな人
採用で刺さりやすい志望動機の軸は、
- 脱炭素・省エネへの関心
- 建築設備の社会的重要性
- 大規模案件での達成感
- 空調・クリーン環境・産業設備への技術的興味
のいずれかです。
📊評価制度・給与水準
給与水準は設備工事業界の中で比較的高めです。(公開情報に基づく)
- 有価証券報告書ベースでは、平均年間給与は1,000万円前後の水準とみられ、上場サブコンの中でも高い部類です(公開情報に基づく)
- 新卒初任給も近年の賃上げ傾向を反映しており、大手建設設備会社として競争力のある水準です(公開情報に基づく)
