1 「体力」
介護は有給が取りやすく、定時で帰れる仕事
介護職に関する3つの不安の1つ「衛生」について。
介護職に飛び込んで1ヶ月目の新米介護士から、無資格未経験で介護に飛び込んで約1年になる先輩介護士にインタビューしてもらいました。
介護職のイメージと言えば、お風呂やトイレの介助で、それに抵抗感を持っている人も多いと思います。
貞盛さんは、抵抗なかったですか?
僕は、祖母の介護を自宅でしていたことや、弟や妹が先に介護職をしていたこともあって、介護が身近な存在でした。
なので、特に抵抗はなかったですね。
私も母が介護職で、家でも仕事のことを楽しそうに話していたので、介護職に悪い先入観はありませんでした。
抵抗はなかったんですが、最初は利用者さんを強い力で触ってはいけないと意識しすぎて、うまく介助できませんでした。
人の体を触ったり支えたりする、ということに慣れてなかったんです。
普通は、あまり慣れてる人いませんよね。
研修で、重心移動のトレーニングがあるので、そういった研修を通じて、徐々に支え方のコツがわかってきました。
あとは、回数をこなせばなれてきますね。
介護職を辞めた理由の4位が「自分に向かない仕事だった」というデータがここにありますね。
やはり、性格的な向き不向きはありますかね?
人とコミュニケーションを取るのが苦手だったり嫌いな人は、向かないでしょうね。
人を助けたり、生活をサポートすることで、高齢者の方に喜んでもらう仕事なので、それが嫌だという人は、続かないと思いますよ。
私も貞盛さんも、コロナ禍の中で介護職として働きはじめました。
感染対策などについては、どうでしたか?
最初の時期はマスクや消毒など、優先的に物資が届いていました。
その後、ワクチンの優先接種が始まり、医療・介護は優遇されていると感じましたね。
対策をしながら仕事をすることは、大変じゃなかったですか?
利用者の方が、病院に通院した後、居室対応として他の利用者との接触を制限したり、職員が防護服を着て対応するなど、感染対策の徹底ぶりに最初は驚きました。
日常では、利用者との間で席の間隔を空けたり、以前は行っていた口腔体操などをしないなど、対策予防をしながら、利用者さんに生活していただく工夫をしていますね。
職員への感染リスクは心配になりませんでしたか?
そこは、逆に施設内での対策がしっかりしているので、感染が心配と感じたことはないですね。
医療に準じて衛生面に気をつけておくべき仕事だと思うので、これからもしっかり感染対策をしながら、仕事をしていきたいですね。