1 「体力」
介護は有給が取りやすく、定時で帰れる仕事
介護職に関する3つの不安の1つ「人間関係」について。
介護職への転職を考えている20代が、採用ミスマッチを減らすサービスを展開する「人事のプロ」に、人間関係で悩まない働き方について、インタビューしてもらいました。
介護業界への転職を考えているんですが、人間関係で悩む人が多いという記事を見て、心配になっています。
介護職の仕事を辞めた理由の2位が「職場の人間関係に問題があった」という結果もありますね。
人間関係で悩まなくてすむコツなどはあるのでしょうか?
まずは、やはり自分の性格や価値観に合わない職場を選ばないことです。
会社を選ぶ段階で、ですね?
そうですね。
ここに別の介護事業所の求人票が、2つありますよね。
はい。
事業所の名前を隠してみましょうか?
こうやって比べると、勤務地以外、ほとんど同じ内容ですね…。
求人票や募集要項だけでは、自分がここに合っているかどうかは、わかりにくいんです。
入社後に人間関係で悩まないためには、入社する前に、もう少し踏み込んで事業所を比較することが大切です。
事業所の比較ですか?
そうです。
「入社してみないとわからない」と思うことでも、工夫すれば応募する前に知ることができますよ。
具体的には、どんなことを比較すれば良いんですか?
どんな人が、どんな働き方をしているか、を比較するのがオススメです。
以下のチェックポイントを参考にしてみてください。
なかなか、調べるのが大変そうです。
事業所や施設のホームページが充実しているところは、「スタッフ紹介」などのページがあれば参考になると思います。
最近は、InstagramやFacebookで、スタッフの日常や利用者様の様子をアップしている事業所もあります。
日常を切り取った写真やコメントからは、リアルな情報のヒントになると思いますよ。
ホームページやSNSで、情報発信していない施設も多い印象がありますが…。
そうですね、そういう事業所も多いと思います。
一番オススメなのは、応募の前に、施設を見学することです。
施設見学であれば、受け入れている事業所が多いですよ。
施設の大きさや清潔さなども、直接見れて、良さそうです!
そうですね。
見学する時に、どんなポイントを見たり質問すれば良いかを意識しておくと良いと思いますよ。
その際に、上のチェックポイントを使ってみてください。
特に「スタッフと利用者様がどんな会話をしているか」「スタッフ同士でどんな会話をしているか」は注意して聞いてみてください。
会話の内容で、どんなことがわかるんですか?
施設が利用者様やご家族をどのくらい大切にしているか、普段どんな風に接しているか。
同じく、会社が社員をどのくらい大切にしているか、普段どんな風に接しているか。
などがわかります。
これが聞けると、なんとなく「この施設は自分に合っているかどうか」を感じ取れると思いますよ。
見学だけではなく、面接の時にわかることも多そうですね。
その通りです。
面接官の方が、入社後に管理職や上司になる場合が多いので、自分の上司になる人はどんな人かも、ある程度わかります。
面接と聞くと、評価されるのでしっかり対応しないと、と固くなってしまいがちです。
もちろん、会社に評価されるんですが、それと同じくらい、個人が会社を評価する場でもあるんですよ。
求人を探してから面接まで、入社前の準備が大事なんですね。
入社して自分に合わなかった結果、辞めてまた仕事探し、となるとかなり大変ですよね。
そう考えると、入社を決める前に、先に十分比較する方が「急がば回れ」だと思います。
最近は、求人サイトなどで、日常の仕事の様子を動画で紹介している施設も増えています。
スマホで簡単に見れるので、これもオススメですね。
わざとらしくない、普段の様子がそのままわかるような動画だと、すごく参考になりそうです。
入社した後で人間関係に悩まないために工夫できるポイントを以下にまとめます。
最初に「自分の性格や価値観に合わない職場を選ばない」と言いましたが、そもそも自分の性格や価値観がわからないと、選びにくいですよね?
確かにそうですね。なんとなく自分の性格はわかっているつもりですが、改めて聞かれると、ふわっとしてるかもしれません。
私たちが開発しているCIY®というツールを使うと、診断に回答するだけで、自己分析できて、自分の性格や特性が、簡単にわかりますよ。
就活のときもでしたが、就職、転職をする時は「自己分析」が大事だと、よく聞きますね。
結局、自分がどんな人間なのか?を知らないと、それに合う仕事や職場は選べませんからね。
CIY®は適性検査のようなものですか?
そうですね。スマホで設問に回答していくと、自分の性格や自分にあった職場環境、強みなどが、文章で表現されるツールです。
キャラクターがいたり、色もカラフルで、ポップですね。
若い世代に使ってもらいたいので、親しみやすいデザインになっていると思います。
自己分析をきっかけに、自分はどんな性格・特性で、それを介護の現場でどう活かせば良いか、などがわかると思いますよ。
自分のことがわかればわかるほど、自分に合った施設を探しやすそうですね。
CIY®では、自己分析の結果から、自分にマッチする仕事や会社がオススメされるんですよ。
どういうことですか?
個人の適性検査と同じく、企業の皆さんにも「企業分析」の回答をお願いしています。その結果を分析することで、自分の個性に合っている可能性が高い職場を、客観的に知ることができるんです。
自分にどのぐらい合っているかが、数字で表示されるんですね。すごいですね!
施設を見学して直接感じることと、CIY®を使って客観的にわかること。
両方を使って、判断することが大事かな、と思っています。
早速、使ってみます。
まずは見学に行きたい施設を、これで選ぶのも良いですね。
確かに、見学に行ける施設の数も限られているので、そういう使い方はとても良いと思います!。